2019年の自然学習交流会

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1、大雪山裾合平〜中岳温泉の高山植物観察山行

自然観察会  「旭岳周辺・裾合平〜中岳温泉で足湯を楽しむ」2019/7/28
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今年度は初めて高山植物観察会を実施。

各会から12名のお花好きのメンバーが参加してくれました。 生憎ガスが立ちこめ、旭岳の山頂は一瞬しか姿を見せてはくれませんでしたが、 山麓にはたくさんのお花に出会え、皆大満足。
裾合平分岐で記念撮影。分岐を超え、昨年秋に山守隊とボランテイアが補修した登山道を通過、 ヤシネットはしっかり固定されています。 小さな高山植物の芽が顔を出し植生回復の息吹きを眼にした時は、感動しました。  
中岳温泉で足湯を楽しみ、温まって全員元気に下山しました。
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整備1 (左上)しっかり固定されたヤシネット
(右上)ヤシネットから小さな高山植物が芽を出しています
(左)中岳温泉で足湯を楽しむ参加メンバー


2、大雪山黒岳雲ノ平登山道整備の1年後の姿

今年は天候不良の為、登山道整備へは不参加になりました。
そこで今回は <大雪山雲ノ平の登山道整備> の1年後の自然の振る舞い結果を掲載しました。 
同じアングルで撮りました。
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2018年8月18日撮影 2019年9月16日撮影 登山者は違和感なく自然に歩いています。




以下は2018年に実施した「登山道整備イベント」です。

2018年の自然学習交流会は「登山道整備イベント」で実施しました。

たまには山に恩返しin黒岳〜雲の平

〜 2018年8月18日(土)に大雪山黒岳「雲の平」の登山道整備が実施されました 〜

昨日、大雪山黒岳に初冠雪がありましたが、本日の黒岳「雲の平」は予定通り実施されました。
主催は上川振興局と大雪山・山守隊です。
道央地区勤労者山岳連盟からの参加者は10名でした。環境省の自然保護官もビックリしていました。
ピオレさんからは横関さんを含めて6名、山びこから干場さん、みどりの風から川村さん、小樽労山から2名でした。
皆さん大変お疲れ様でした。
特に横関さんのテント泊(前泊)のお料理の手配に感謝です。ありがとうございました。とても楽しい交流会でした。
全員が黙々と重労働をしてくれました。本当に土嚢袋は重たかったです。伊吹

道央地区勤労者山岳連盟から参加の皆さん
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以下は、実施された登山道整備の手順です。

(写真提供:大雪山・山守隊)
整備1 @2016年の台風で洗掘された「雲の平」の登山道、流水を減速させる「板止め」が災いして横の土手を大きく洗掘し、土砂を下流域に流した。
整備2 A2017年の登山道整備イベントで土嚢袋を積んだが今年7月の大雨で被害を受けた。
整備3 B下流域に流された土砂。
整備4 C流された土砂を熊手でかき集め、ザルに入れる。
整備5 Dかき集めた土砂を集積場に運ぶ。
整備6 Eかき集めた土砂を土砂運搬班の背負子のカゴに入れる。
土砂運搬班の人たちが頑張って上流まで運びます。
整備7 F土砂を入れる土嚢袋です。土嚢作製班は全部で220袋を使いました。よく土が集まったと思います。
整備8 G土嚢袋に底が抜けたバケツ状の容器を差し込み、土砂をバケツがあふれるまで入れます。
整備9 H土嚢袋の口を縛って、土嚢袋運搬班を待つ。
整備10 I土嚢袋運搬班のカゴに土嚢袋を入れて、立ち上がりを補助するところ。
整備11 J施工班が土嚢袋を積む様子。
整備12 K施工班が土嚢袋運搬班のカゴから土嚢袋をおろすところ。
整備13 L施工班が土嚢袋を積む土台を作っているところ。
整備14 M施工班がヤシネットを広げ、土砂を乗せて長い「海苔巻き」状にしているところ。
整備15 N「海苔巻き」状に土砂を巻いたヤシネットを設置するところ。
整備16 O植生復元のため土嚢袋の上に植物を運ぶところ。
整備17 P土嚢袋の上に植物を移植したところ。
整備18 Q写真の左側が登山者を誘導する登山道で、連続した土嚢袋のダムは流水を減速させる役割と流水が運ぶ土砂をためるプールの役割がある。   
結果的にプールが土砂でいっぱいになると登山道のかさ上げが可能となり、一石三鳥の思惑である。   
果たして自然がそのように振る舞うかどうかは結果を見るまで分からない。
整備19 R流水が蛇行する所には土嚢袋を重点的に積んでいる。
整備20 S作業終了後の集合写真です。
皆さん、大変お疲れ様でした。


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